携帯動画環境
V603SH で動画再生を試してみました。ネットにある通り、512kbps/15fps の設定になりました。15fps という時点で、携帯動画変換君で試した 24fps より粗いのですが、情報サイトによると 15fps 以外ではコマ落ちなどが発生してダメとのことです。
携帯動画変換君方面のページでは、24fps で綺麗に再生できて、30fps は無理、という情報もあり、今一どれが本当なのかちょっと疑問ではあります。少なくとも、私の携帯動画変換君の 24fps では動きの激しいシーンでのコマ落ちが激しかったのは確かなので、例え上手に再生できる固体があったとしてもうちでは無理そうです。
使ってみた感想ですが、まず音質は想定どおりこちらの方が全然良い感じ。相変わらず音質に満足行くというほどではないのですが、まぁ、テレビ番組を消化するという目的にはこのくらいでも仕方ないかな、という感じです。ちょっとくぐもって聞こえる事もありますし。
動画のなめらかさという点については、まぁ、こんな物でしょうか…。たとえるなら一昔前のビデカン （テレビ電話） といった感じです。ただ、24fps w/携帯動画変換君のときと違って、シーンによって引っかかったりする事も無く、コンスタントに見れるのでこちらの方が良いですね。全体的にやっぱり 15fps なので、ビデカン感覚たっぷりですが…。
ひとまず、もう少しつめる事は出来るかもしれないので、24fps で少し試してみようかなぁと思わないでもありません。いずれにしても、当分 PSP の動画再生装置としての役割は休眠となりそうです。
考えてみると、そうすると PSP で動画再生性があそこまで滑らかなのはびっくりな事なのかもしれません。PSP では、30fps でしかもステレオで音質もかなりいい状態でコマ落ちを経験することなく再生できてます。PocketPC （e830w） では、解像度こそ PSP の 4 倍（640*480) ですが、滑らかさや均一性に関しては PSP のほうが上です。
要約すると
- PocketPC：VGA、32fps、ステレオ、768kbps(?)、DivX
- PSP：QVGA、30fps、ステレオ、QB7、MPEG4(独自)
- V603SH：QVGA、15fps、モノラル、512kbps、ASF
比較序列は
PSP はメディアプレイヤーとしては本体が大きい。また、元々ゲームしか考えていないので操作がやりにくい点があります。また、液晶は大きいものの、解像度が高くない分ドットの密度が荒いので、ちょっとけばけばしてます。V603SH は折りたたんだ状態では、早送りなどの操作が出来ないのがやりにくいですね。
また、再生するまでに 「メインメニュー→メモリカード→メモリカードデータ確認→ビデオフォルダ→ファイルを選ぶ→再生」 とステップが多く、結構面倒です。たとえば電車で移動したりして、駅について乗換えをしたりするときに一度終了してしまうと、再度上の順番を進めないと見れないのも厄介です。
もっとも、この小さい携帯電話で、ココまで動画が再生できてしまう事の方がびっくりなのかもしれませんね。元々は携帯電話でしかないのですから。一応、前回見たところから再生してくれますし、それなりにはや送りと巻き戻しもできるので、最低限の操作はできる感じです。
とりあえず、これで、音楽再生、動画再生、TV視聴、ラジオ聴取、そして職務用の電話ｗが1つにまとまりました。あと足りないのは game 機能ですが…。これはさすがに同あがいてもムリなので、諦める事にして、必要なときは PSP を持ち歩く感じになりそうです。
