VAIO type UX ぽなくなり

 ゼロスピンドルを買って喜んでいて、使わなくなっていた HDD 版の type UX。里子に出される予定で、data 吸出しとかをしてたのですが、机の上がいっぱいだったのでとりあえず椅子の上で無線 LAN 経由でデータ転送をしつつ他のことをしていました。
 そんな中、それなりに疲れてたのと、気を取られていたので椅子の上においたのを忘れてしまい、椅子に座ってしまいました。当然そこには、HDD モデルの type UX が…。おまけに、回転する椅子で、テーブルに対して横向きになっていたので、テーブルに正対する事が行動マクロに入っていたので、体をひねってしまうわけです。
 座った直後に 「あ!」 と気がついたのですが、体のバランスと体勢はすでに回転させる状態に入っていたので止まらず、ぐるっと腰をひねってしまいました(そうしないとひっくり返っちゃうので本能的にでしょうね…)。その結果、スライドしてない状態でおいてあったのにスライドされてしまい、液晶部分の支点はスロープのような 2 点支持に。
 当然そこに体重がかかりますから、あっという間に折れてしまった感じです。座った直後は、バコッっという感じの低い音がしたのですが(何が砕けた音なのかは謎)、体を回転させてその摩擦(?)で液晶がスライドしてずれた後の音は、バキベキベキベキっという、薄い素材が粉々に割れていくいかにもな音がしました。
 このときすでに、体が少し沈みこむような感触もあり、明らかに何かを押しつぶしたという感じでした。反射的に立ち上がるところですが、ショックのあまり(?)、あー、しくじった〜、と思ってそのままに。いまさら立ち上がってももう遅いので、すっかり脱力してしまいました。そっと見てみると、見えなく埋もれていましたが、間違いなくお亡くなりになっているでしょう(TT
 あきらめて立ち上がってみると、ぱらぱらとジーンズについていた破片が落ちていきます。悲しい…。液晶部分は画面は派手に割れて曲がってしまっているだけではなく、キーボードのある本体部分からも引きちぎられたような半分はずれた形になっていて完全に即死状態。
 本体は、奇跡的にキーボードの部分はまったくといっていいほど無傷でした。これなら本体は無事かも?!と思ったのですが、裏返してみるとバッテリパックのつめが折れたのか本体がゆがんだからかバッテリが奥までちゃんとはまらない状態になっていて、バッテリと反対側の部分が結構割れていてちょっとだめそうです。電源を入れてみてもまったく入る様子がありません。
 液晶のほうは、さすが薄く作ってある感じで、大人が一人座ってしまったらまさにひとたまりもない感じです(^^; 画面は粉々に割れてしまって、フレームも "くの字" に曲がってしまっているのですが、その曲がっちゃってる部分が積層になっていて、あ〜、薄い鉄板とプラスティックと変な薄い板が入ってるのね〜、と構造がわかりました。なかなか、薄い割にはちゃんと強度が保てるように工夫して作られてる努力のあとが見られましたが、大人一人が上に座ってしまってはその努力も一瞬で無駄になってしまった感じです…。
 とりあえず、修理することも一瞬考えましたが、経験上、液晶部分がちょっと割れただけでも、修理費用合計は本体が一台買えそうなお値段になります(今だともう少し下がって、本体の半分程度?)。それに加えて、液晶が入っていた部分のフレームも完全に破壊されちゃってるので、総交換になります。タッチパネルやマウスポインタとクリックボタン、指紋認証のセンサ、そしてデジカメと、何気にこの液晶部分にはいろいろ盛り込まれているので、液晶が面以外にもいろいろなデバイスが道連れになっているわけです。
 それを考えると、相当高い。加えて、本体部分も、裏面が破損してるのと、フレーム自体も多少ゆがんでる感じがします。あと、外見上は無事そうに見えるキーボードも内部がどうなってるかわかりません。修理の工賃を考えれば無理かな、と、あきらめることになりました。
 というわけで、有料回収の緑のゴミ袋へ。さようなら(TT 不幸中の幸いは、どうやらデータの収集は終わっていて、環境的にはすべてゼロスピンドルモデルに移行し終わっていたということですね。ゼロスピンドルは机の上においてあったのですが、これが逆だったらもっと痛かったですしね。それにしても、目の前で HDD モデルが変わり果てた姿になってしまったのを見て、ゼロスピンドルくんはゾッっとしたことでしょう(@@