今日のぐるぐる

 短くぐるぐる

 理由を教えることは重要です。勉強はもちろん、物事のよしあしにも「理論的根拠」が伴わないものは、覚える気も習得する気もなかなかおこりませんし、覚えてもすぐ忘れます。やるのはテスト対策だけ。ただ、子供にそれをまじめに伝えたところで理解できないのは目に見えています。特にその年代は 「基礎」 とそこから生まれる 「自発的応用」 の区別も付きませんから…。似たような質問で 「何で子供は車を運転しちゃいけないの?」 もありますね〜。答えるのは難しいですが、たとえ「ニンジン」をぶらさげてでも何らかの形で覚えさせたほうが、後々役に立つことが、100個のうち30個くらいはあるものです。

 今のところ日本ではサイマル放送(普通放送と同内容をダウングレードして放送)してくれてるので、おうちに間に合わないときに見たい番組を外で見れるという意味で存在価値があります。けどこれが、ヘンにやる気出しちゃって「独自コンテンツ」とかやりだしたら、おそらく 「テレビ」じゃなくて「ワンセグ」マニアの人にだけ受ける形になるんじゃないでしょうか。まぁ、モバイル用途ということで山手線の液晶に出るようなショートな英会話チップスとかクイズとか小ネタとかでうまくすれば「暇つぶしにもってこいのコンテンツ」として成功しそうな要素は持っているとは思いますががが。

 この手のお話でよくあるのが 「対症療法は良くない」 的勘違い。つまり、ホームレスがいるのは社会が悪いんだからそれをなくさなきゃいけないのが先であり、物を使って排除しようというのは間違い」 みたいな意見。この手の意見は 「風邪薬を飲んで会社に行くか、何も飲まないで家で寝ているか」 に近いものがあるわけです。とりあえず権利のないところで寝たりできないようにすることは必要です。もちろん、同時に、自立支援も必要です。自立支援をしても、変な形のいすは必要なんです。まぁ、コピーワンスと同じで、普通に使う人にまで不便をかけるようなのはやりすぎというか幼稚すぎるとは思いますが。

 しかしそれでも、フグや風邪薬を使うリスクに「加えて」さらにリスクを増やすのはイヤなのが人間でしょう。この辺は 「飛行機より車のほうが交通事故確率から見て危険」 というのと同じ感じですね。まぁ、フグ 1 回減らして輸入牛肉一回とか、風邪薬飲むの1回我慢して、輸入牛肉一回、というのならわかりますがw ちなみに私はアメリカ産牛肉は原則食べません。けど、US に出張したら、普通に気兼ねなく食べます。日本で食べない理由は、安全性ではなく 「大人の事情」 でその国の事情を無視して輸入再開に踏み切る(踏み切らせる)ような方法が取られたからです。「日本は全頭検査する国」 ならそれに従うのが普通でしょう。輸入するものだけ全頭検査というのなら貿易上問題でしょうが、実際日本はやってますしね。US 式が安全か、日本式が安全かは素人なのでわかりません。

 癌奉さんが出ていたのでペタリ。まぁ、この手のものは規制や監視じゃなくてカルチャー作りだと思っています。私の職場だと、規制はあまり厳しくないですが、監視は厳しいです。でももっと重要なのはそんなことするよりまじめに働いたほうが楽しくて幸せが得られるという雰囲気を作れることと、そういう人材だけを採用することでしょうね。

 千代田線内をロマンスカーも相互乗り入れしますよ、というお話で、車両開発が具体的になったようです。ビジネス向けで云々のお話。VSE がでる前に一度ビジネス向けということで展望台もないそっけない車両を導入して不評だったわけで、私もがっかりだったわけで、ちょっとこういう路線はあまりうれしくありません。ところで、図を見ると青い流線型の車両。地下って、前後に貫通非常用扉の設置が必要なんじゃなかったでしたっけ? 改正されたのかな?

 採算性が合わないとかそういう話かと思ったら、要は 「自分だけ抜け駆けしてサービスしてるんじゃないわよ」 という非常に湿っぽい日本人らしいお話。正直情けないです。ちょっと前に起こった上場価格ミスによる大もうけがあった際に、自主的に設け分を返却すると言い出したようなのと同じくらいがっかりな事態です。まぁ、銀行なんて古い業界ですから、その手のかび臭い思想がやっぱり幅を利かせてるんでしょうね。そういえば、今年の夏までは新生銀行も他行口座の ATM 手数料無料の取り扱いをしてたような気がしますが、いつの間にかなくなってますね。

 個人的には、まず 「移行先として有力視していたボダフォンがソフトバンクになっちゃったので生理的に使う気になれず保留」 というのがあります。長期優待割引やまったくといっていいほど使ってない携帯メールアドレスなんて正直どうでも…ちょっと心残りがありますが*1…メールは打ちにくく使えば使うほどお金を取られる携帯ではなく、全部 PC か W-ZERO3 でしているので実用上の問題点はゼロです。ソフトバンクにならなければ、テレビが見れるボダにいっていた可能性が高いです。au? なんかカシオっぽいイメージがあって特に興味はありません。

 2,000円が高いかのように語られていますが、ある程度のお仕事なら2,000円くらいは普通っぽいです。派遣会社のサイトとか見てみるといいかもしれませんね。薬剤師とかの専門性があれば、単なるバイト店員でも2,580円とかざらにあります。テスターとかプログラマでも 1,800円とか2,200円くらいはありますね。もっとも、携帯販売員て、どちらかというとマクドとかコンビニの店員さん(だいたい900-1000円くらい)に近いと思うので、そういう意味では高いほうかと。

 と、リンク先とは直接関係ないですが、要はステージのお話です。この人は東大出のエリートさんでどうのこうのなので私にはまったく関係ありませんがwただ、年収にしろなんにしろ、やっぱり人それぞれステージがあるわけです。それが、外部の人からはわかりにくいです。こんなところに勤めてるんだからとか、年収がいくらなんだからなんていうことを言われ、挙句の果てには 「年収200万くらいの人を見ると神様になった気分でしょ?」 的な発言を見たりなんかすると、やっぱり立場になってみないとわからないというのがわかります。
 芸能人とか株で一発当てた人とかそういう不安定な人は別として、普通にお仕事をしてそれなりのポジションを得て働き続けてる人(=手を抜いたら今の立場が亡くなる人) は、そこはそれなりに苦労があるわけです。…なんて書くと月並みですが、要は人はそれぞれ自分の動いているステージがあるので 「自分はトップ企業にいるからミドルレンジの企業のことを考えれば優越感を味わえる」 と思ってるのはあくまで外から見た想像に過ぎないです。
 実際には、自分が見るのはそのトップ企業なり何なりの中だけです。つまり、そこが基準点。他にどんな悲惨な企業があろうと、逆にどんなすごい企業があろうとあまり見えません。人間たいてい上を見ますから、自分たちより良い企業があると気にしますが、あまり下は見ないでしょう。というか、下を見出した時は、いよいよ何らかのステージアウトの危機が自分に迫っているときです。
 朝出勤して見るのは、自分の世界。自分の職場。つまりそれが、偏差値50。自分よりよくお仕事ができたり、自分がやりたい憧れのお仕事内容やポジションを持った人が一杯いるわけです。東大にいれば、東大の中が世界であって 「よその偏差値が下の大学」 のことは正直どうでもいいです。東大の中で上下があったり目標があったり、うらやましいのがあったりする感じですね。このお話の 「モテる・モテない」 のお話でもやっぱり同じなんじゃないでしょうか。
 そんなわけで、下から見ると、上の立場の人は見下してるように感じるかもしれませんが、実際問題、上の立場の人は上の立場としての戦いがあるので、そういうことを気にしてる余裕がないというのが現状だと思います。むしろ、下を見て見下す感覚のある人は、そういう上位組織や上位企業に入るのは難しいのではないでしょうか。下を見ることは油断につながりますし、下を探せばきりがないですから。

*1:本名3文字で取得できたので