今日のぐるぐる

 久々のぐるぐるです。でも、あまり見れていません。なんかこう、精神的余裕がないのかなぁ。やんでます。

 いい加減コピー回数制限をつけようという考え自体をやめるようにしてほしい物です。すでに 「地デジ? あのなんか、規制でがんじがらめのアレでしょ?」 みたいなイメージが強いので回数が増えたところで…と思いましたが、10 という二桁を見ると、それなりに 「さすがにこんなにダビングすることはないでしょう」 という気がしてくるので、折衷案かな、と思います。
 本来なら、99回とかにして、よほどのことがない限り使い切れないような数にしてほしかった物ですが、著作権意識過剰団体がしつこくコピーワンスをアピールして譲らないようですから、10回でもいいのかもしれません。本当は、この手の 「回数制限して管理してやれ」 みたいな身勝手な考え方自体を社会として認めないことが大切だと思うんですけどね。違法コピーや海賊版があることと、ユーザーに不便をかけてまで守り抜くことは等価交換じゃなく、単なるわがままに他ならないわけですから。
 ただ 「朗報」 があるわけです。それは、アナログにはコピー制限をかけないということ。これにより、裏を返せば、PSP とかモバイルデバイスなんかで外出先で見るだけ、といったような、たいしてクオリティにこだわらない物に関しては制限をかけない、という方針と捉えることが出来、コレは思想にかなっています。
 コピー制限がやっかいなのは、自分が保存した内容を好きに扱えないことが問題で、その好きに扱うことの大半は、モバイルや将来他のメディアへのダビングです。このとき、デジタルで録画したそのまま全く同等のクオリティのままダビングすることは、少なくとも私に関して言えば、実はそれほど求められていないわけです。特にモバイルへのコピーなんかは、すでに画素単位で劣化させてるわけですから、デジタルtoデジタルであっても劣化してるわけです。なので、アナログになってもほとんど影響を受けないでしょう。
 一方で、これを録画した物を大量配布したりするような場合、いわゆるクオリティの問題で 「海賊版は画質がアナログなので劣る」 ということになれば、商売に響くでしょう。自分で使う分には実は気にしなくても、お金を出して買うとなると、劣化するであろうアナログは、100% そのままのデジタルと比べて相当商品価値が下がる可能性があるわけです。そうなると、撲滅は出来なくても、広く一般的に商売を続けることは難しくなるでしょう。少なくとも 「おいしい商売」 では(劣化なしに比べれば大幅に)なくなるわけです。
 そういう意味では、一般的な使い方であればそれなりに不満を抱かないで使えるレベルでありながら、ある程度違法コピー業者を減らすことが出来る策だと思います。まぁ、マニアの中には、ベストクオリティでちょっとの妥協も許さない、という方もいますし、気持ちは理解できますが…。世間一般的には、そろそろ妥協してもいい頃なのかな?と思うレベルに近づいたといえます。