ガソリン

 やっと「本来の価格」に値下がりしました。暫定税率ですから、何らかの理由があって、特別に値上げしないといけないから一時的に値上げして、そのお金で、車が走るための道路なんかを整備してきたわけですね。出費はかさみましたが、その分、その車で走る道が立体になったり拡張されて走りやすく楽しい旅行が出来たのですから、問題ないと思います。
 けど、臨時は臨時、正しい価格というと、あくまでその暫定税率を除いた部分の価格を言うわけです。恒久的に道路等のクルマ関連の設備を整備するのにその税率を維持する必要があるなら、それを正規税率にする必要があります。逆に、足りているなら当然廃し。間違っても 「ヨソの事で足りてない部分があるからそっちに流用」 なんて許されません。考え浅はかすぎ。
 さて、めでたく本来の価格に戻ったガソリン。日付が変わったと単位ガソリンを入れに来た人たちがガソリンスタンドに列をなしたわけですが、例によって 「待機してるアイドリングの時間で消費されるガソリン考えたら…」 という部分もさることながら 「何も日付変更と同時に焦って入れに来なくても…」 という感が否めません。まぁ、お祭りというか、ネタ的意味合いで入れに行くのは面白いと思いますがw
 私はまだ入れに行っていませんが、是非、安く入れたい物です。かといって、開店直後に行っても意味がありません。そのうち入れればいいわけです。あまり遠出の予定もないし、のんびり、暫定税率復活する前までに入れればいいいいや、と言った所でしょうか。売り切れてる所もあるし…。
 とは言っても、一方のんびり出来ない理由もあります。確かに暫定税率が廃止される前なら問題がないでしょう。でも、ちょっと懸念事項もあるわけです。それは、売り切れと、それによる供給不足、多少高くても売れるようになる事で、若干値上がりする可能性がある、という事です。最初はお祭り的に下がって顧客獲得に走るものの、在庫不足が起因となって 「そんなに下げなくても」 という風潮になり、もう少し高く売ろう、という流れになる可能性があります。
 そもそも、税金が値下がりしたとはいえ、在庫として抱えている分は税金が入った高いガソリン。それを、値下がり後の安い値段でいきなり売るのは、暫定税率分をスタンドが自腹を切る事を意味しています。それはちょっと難しい。なので、暫定税率分全部下げている所はほとんど無いのが現状のようです。
 そういう意味では、焦って入れる必要はないといったものの、少し早く入れておいた方がいいかもしれませんね。