中仙道ツアー

まごめー

 早朝 6 時前に早起きして 「とりあえず東名高速を南下しよう」 という非常に漠然とした計画で箱根を去ることに。用意をして御殿場から入って東名高速を南下。「浜名湖で花博が開かれてるみたいだからそれを見に行こう」 という事になる。でも、お花に興味ある人って誰かいたっけ…?
 で、花博会場の浜名湖へ向かって移動するも、途中天候が悪化したので、気が変わる。しかも、思ったより良いペースだったので 「じゃ、とりあえず中山道までいってみよう」 という話になりました。ホテルをインターネットで検索、当日予約が入れられるところに予約を入れて宿が確保できると、一路木曽路へ。
 遠出するのは久しぶりだったけど、運悪くオイル交換をしていなかったので、非常に低速の安全運転。パトカーなんか気にしなくて済む分、法定速度で走っていると怖い思いをするのが日本の道路だし、何しろのんびり走行だと前後左右をくまなく見ているいつもの運転と違い眠くなるので危険な雰囲気がたっぷりです。
 さて、中山道ってどこでしょう? さっぱりわかりません。現代の地名ですら、首都圏近県しかわからないのに、旧地名なんかサッパリです。普段あれほど時代劇を見ているのに、何も覚えていない感じです。
 水戸黄門とかでもよく 「もうしばらくでxxx藩の有名な旅籠街に到着ですね」 という黄門様の言葉に対して、うっかりハチベイが 「楽しみですね、ご隠居。xxx といえば、なんといっても名物の…」 などという話を始めたりするわけですが、ハチベイですら知っているその地名や名物も私にはすっかりわからないどころか、せっかくハチベイが説明口調で語ってくれているその内容も、3秒後にはすっかり頭から抜けていて、こうやって旅行に来ても 「名前は聞いた事がある気がするけど、どこにあるのかも、どんな物だったのかも覚えていない」 という有様なわけです。
 最初は馬籠宿。昔ながらの建物が保存されていて、確かに時代劇に出てくるようなそんな雰囲気。これが 「博物館」 とか 「ただ建ててあるだけ」 ではなくて、昔から商店や、旅籠、住居として利用されてきた 「今も実用品」 なのだから驚き。
 とはいっても、風邪引き進行中の私には、この坂はちょっとつらい。薬を飲んでるから何とかなるけどあまり無理をしないで、撤収。その後、似たような 「妻籠宿」 を見学してから、インターネットで予約した現代の旅館へ。ある程度は元気なんだけど、食欲がなくて、ご馳走でおなかいっぱい、というわけには行きませんでした。ションボリ。