PC 復旧作業

 単なるインストール作業だけならいいのですが、アプリの数もかなりに上り、中にはパッケージのないソフトもあるため、再購入になる物もありますし、何より悪夢なのが、アプリの数だけ設定があり、さらにその中に幾つもの設定項目があるということです。覚えていれば単なる作業ですが、一番いやなのは 「あれ、これってどうしてたっけ…どうすればちょうどよかったんだっけ」「うーん、これって結局悩んでどっちを選んだんだっけ」 みたいな物ですね。あとあとまで 「やっぱりこっちだったかな〜」 とか悶々とした状態が続きます(TT
 あと、Windows の配色とか。もっと色濃くしてたかな? とか、悩みは尽きません。なので、時間的労力の負担より、この手の精神負担が大きいですね。これらの事を考えると、悪夢以外には思えないわけで、それをしないといけないと思うと、正直かなりショックで落ち込んだ状態にあり、ネットゲームもお仕事も一般生活も全く手につかない状態でした。さすがにごはんとお風呂なんかはしてましたけどw
 さすがに、もうこんな思いをするのはいやなので、RAID 化することは決定済み。RAID というものは、昔使用した事がありますが、ここ数年である程度一般化した 「お手軽 RAID」 という物は全く経験がありません。RAID というと、やっぱり SCSI で高価な RAID カードを使用して、専用のユニットを用意して…みたいなイメージです。
 いずれにしても、専用のカードは必要なので入手するのですが、インターフェイスではあるので、この機会に ATA100 から SerialATA にしよう、という事で SerialATARAID カードと、Seagate の S-ATA な HDD を 2 台とその変換ケーブル(IDESATA)、サルベージ先の HDD を 1 台買って帰りました。
 HDD は元々 120G という、今となっては少々心もとない環境だったのでこの機会にアップグレードしたかったのですが、サルベージする関係で全く同じ容量の HDD でないといけないわけで、崩壊した環境で使用してたのと同容量の物を購入しました。
 これで復活…となると思いきや、ダメでした。7割がた、なるとは思ってましたが…。その昔、自作 PC のマザーボードを変えた時に発生したのと同様の問題。そう、"INACCESSIBLE BOOT DEVICE" のブルースクリーン。これは、Windows の起動中にドライバが読み込まれて HDD アクセスがネイティブモードに切り替わる時に発生するのですが、つまり、前の環境で使用されていた IDE コントローラのドライバに切り替わった途端、アクセスできなくなりディスクを見失うわけですね。今はその IDE コントローラではないので当然ですが、当時はまだ Windows 2000 の時代。XP になっても、この問題はまだ解決されてなかったのね…。
 セーフモードももちろんだめ。通常なら、ここで、OSCD からブートして修復(上書き)セットアップをすると、環境をほぼ維持したまま復活できるのですが、どうも、Windows セットアップに入ると、最初にドライバを F6 で入れてもパーティションの中身が見えてないようです。(フォーマット不明のパーティションに見えちゃう)。いつもならこれで問題ないのですが、今回は RAID カードが入ってるからちょっと状況が違うのかもしれませんね。
 RAID を解除して、シングルの単なる S-ATA カードに見せるようにしても、やっぱり同様の現象です。原因不明。つまり、既存の Windows を修復する選択肢はなく、フォーマットしないと進めない状態。これではどうしようもありません。
 色々試行錯誤したいところですが、サルベージしたものを新 HDD に書き込みをするのには、かなり時間がかかります(6時間程度)。結局なすすべはなく、万策尽きたところで涙で枕をぬらしながら寝ることに。最悪、サルベージしたものは別にしてクリーンインストールになるかもしれません。まぁ、サルベージできたはず*1なので、一番痛かった各種データは拾えますし、一部フリーソフトなんかはフォルダ上書きで…という感じなので、当初の最悪の事態だけは回避できていますが。
 うーん…ねつけません。取るもの手につかず。

*1:はず、というのも、実際復元して起動がうまく行くかは別の問題。読めてないセクタもあるし、クラッシュ時に何か環境を壊してるかもしれませんから