萌え

 なぜか今になって突然一般にも流行してしまった萌という言葉とその概念。今朝 J-wave を聞いていたら、番組の終わりで 「朝日の中で(自分で)耳かきをしてる xxx さん(ナビゲータの名前)を想像すると、ちょっと、萌え〜、な感じですねw」 なんていわれてました。まぁ、普通に使ってるのではなく、当然、おちゃらけ言葉としてわざと使った、という感じがしますが、ここでふと思ったのは、じゃ、この時、普通ならなんという? ということです。
 よく、新語や流行語は 「普通にいえばいいじゃん」 なんて叩かれがちで、大抵の場合本来もともとの普通の言葉を使ってもセンテンス自体を変更することなく通じたりするわけですが、この場合はどうなんでしょ。
「耳かきを想像してる xxx さんを想像すると、素敵ですね」…なんか違う
「耳かきを想像してる xxx さんを想像すると、惚れますね」…いいけど灰汁が強いかも
「耳かきを想像してる xxx さんを想像すると、ゾッコンです」…それ、死語の上にそれ自体流行語だから
「耳かきを想像してる xxx さんを想像すると、お色気を感じます」…いや〜んな感じ。セクハラ。
「耳かきを想像してる xxx さんを想像すると、おもわずくらっと来ちゃいます」…一歩間違うと気持ち悪いかも
…だめです。単語力のない私には、思い浮かびませんでした。萌え、が一番しっくりしきますね。くどくなく、ほんわかした雰囲気の中、かわいいというか、魅力的というか、そんな状況。男子から 「惚れ惚れしますね」 みたいに言われると、相手によっては不快感を伴うし、そうでなくても聞いてる方はイマイチ感が漂う事があります。萌え、の場合は、そこまで 「濃い」 表現ではなく、女子同士で 「かわいいね」 という感じの、しつこさのない、男子が使っても一歩線を引いた、ライトな感じがします。
 こう考えると、萌える、という単語は実は今まで undefined だっただけで、必要な単語なのかも?