調歩同期

 電話なんかで、定番文句でよく 「もしもし〜」 といいますよね。プライベートでもお仕事でもあまり電話はしないですが、この 「もしもし」 の役割ってなんなのでしょう? いわなくてもいい気がしますがとりあえず 「出たよ」 ということを伝えたいのかもしれませんね。
 ただ、お互いに言う事を考えると…このもしもしには同期信号の意味があるようです。通常は 「もしもし〜」「ほいほい」 とやり取りがされるわけですが、たまに 「もしもし〜?」「もしもし」 と返す人がいます。このやり取りは実はエラーを起こしがちです。聞こえない時に 「もしもし〜?」 なんて携帯電話で怒鳴ってるおじさんがいたりしますが、あれと同じで、言われた方は 「聞こえてないのかな?」 と思って自分も 「もしもし〜!」 なんて余計声を荒げたりしちゃうわけです。
 その結果、お互いに、はろー?もしもしー?と次第に声を大きくしていってやがてダメなことに気がついて、通話を一度終了してしまう事が多いですね。相手にもしもしと言われると、聞こえてないと思ってこちらももしもし。そうすると相手も…。
 なんだかモデムがつながる時に、ピーギャラギャラといった状態でなかなかネゴができず、タイムアウトしてカチッっと切れちゃう場面を思い出しました。