謎メモ

 レストランにおいて、閉店時間を過ぎてもすぐに追い出されないのは、単に 「特別サービス」 で気をきかせて "容認" してくれてるだけの話であって、本来なら、食べている途中だろうと会話が盛り上がっていようと、閉店時間になったら1秒待たずに追い出されてもおかしくないわけです。閉店時間はあらかじめお店の外に明示されてるわけですし、ラストオーダーの時間から自分がその時間までに食べ終わって外に出ることができるかどうか考えてお店に入るくらい大人ならできるわけですからね。
 こういう、お店からの配慮や特別サービスを 「当然」 と勘違いするどころか 「するべきだ」 なんて開き直るのは大人として情けない限りなわけです。そもそも、日本人は 「恩を当然と感じず、常に感謝する心を忘れない」 民族じゃなかったでしたっけ?
 もちろん、そのサービスがない結果として、例えば、閉店時間になったらすぐシャインアップ*1を開始して心理的に追い出すようなら、折角頼んだのに、とお客さんが選択肢としてそのお店をいきつけ候補からはずす事はあるわけです。ただ、それを 「やるのはおかしい」 とか 「食べてる途中なのにひどい。お金返せ」 というようなら勘違いはなはだしい、ということになるわけです。
 「本来どうあるべきか」 とか 「自分が配慮してもらっている事」 とかに気がつかないのって、気配りの日本人としては失格じゃないでしょうか? やってもらった特別配慮を 「当然のこと」 で、むしろ 「そうあって当然」 と感じるようではダメすぎですね。

*1:閉店に向けてテーブルをクリーニングしたり、お店によっては椅子上げをしたりする事