PLC

 どうやら、規制値を従来より強化する提案が行われたみたいですが、まだまだといった感じです。15〜30MHzの許容値を20dBμAに下げることを提案したらしいですが、たりませんね〜。さらに規制するべきなわけですが、そうするとなんと、メーカー側委員が「この許容値では、無線LAN以下の速度しか出ない」不満の声をあらわにしたとか。
 う〜ん、出発点が間違ってませんか? 新技術や新しい手法を開発を思いつくのは、問題を起こさない範囲で何かアイディアを出して、例えば、電力線を使ってデータ通信ができるかも?なんて考えるわけです。そこで 「問題を起こさない範囲」 を示されたら、諦めるならともかく 「それじゃ無線 LAN以下の速度しか出ない」 なんて文句を言うのは、逆でしょう。問題を出さないというのがまず大前提である事を忘れてます。
 例えば、公道に露店を出す時に、本来通行に用する道路を使うに当たって、通行に支障が出ないことが最優先なわけです。その支障のない範囲を示されて 「この幅までなら使っていいよ」 と言われるわけです。それなのに 「それじゃ、とうもろこしくらいしか焼けない! (ステーキが焼けないじゃないか!)」 と文句を言うようなものです。当たり前の話ですが、当然 「そうですか。じゃ、とうもろこしを売るか、それとも露店を出すのをやめて自宅ででも売ってください」 ということになるわけです。
 問題のない範囲で何ができるかを考えるべきであって、先に目的ありきでは話の順序が違うというか、小学生の破綻する論理展開の会話みたいです。これが大の大人が揃った委員会で話されてると思うと、なんだか嘆かわしいですね。
 環境基準を満たせないのに、環境基準を製品にあわせろなんて…あきれて物が言えません。まさに、寝言は寝て(ry という感じでしょうか。言語道断です。はっきりいって、現行、ぱっと見便利そうだけど、蓋を開けたら一部の人しか使わなさそうな技術に開発力を使わないで、無線 LAN 機器の開発に力を入れたほうがいいと思いますよ。