エアコン

 この季節、エアコンが欠かせませんが、たまにある動作不良の問題が、また昨晩発生して貴重な睡眠時間が犠牲となりました。いわゆる 「動かない」 状態です。電源は入ってます。自動運転になっています。そして、室温は 30度です。どう考えても、全力で冷房が出てきそうなものですが…なんだかやる気なさげに、多少涼しいかどうか怪しい程度の生ぬるい風が吹き出されてるだけです。
 引越し前の住居では、コレがもっと悪質で、風すら出てこなく、完全に停止していたりしました。で、少しすると、少し動きますが、またすぐ止まっちゃう、みたいな。こまりものです。暑くて寝れません。我慢すれば寝れますが、きびしいです。あせかいちゃいます。
 内部で何が起こってるのでしょう? しっかりとした冷風を出さない理由が何かあるのでしょうか。故障してるのかしら?と思うこともあるわけですが、寝る前にエアコンをつけたときには、快適な冷風が出てきてあっという間にお部屋が楽園の温度になりました。壊れてる、というわけではないのです。
 ここで、選択肢として、二つあるわけです。一つは、このままエアコンと格闘して、何とか冷風を出させる、または、出てくるのを待つ or 出てくるのを期待して、寝る。もう一つは、エアコンは諦めて、窓を全開にして寝る。後者は治安上不安な気もしますが、セキュリティは高いマンションの上に、ルーバーがついていて容易には進入できない&角度の関係で室内は見えないのでそれほど問題というわけではありません。
 ただ、問題なのは、どちらの選択肢を取るかは、覚悟を決めてしっかり選ばないといけないのです。なにしろ、対応がまったく違います。もし、前者を選ぶとすると、このままお部屋はドアも窓も閉めたままの締め切りになります。もし、エアコンが回復しないと、室温は上がる一方で、結構きついです。ダメだとわかった時点で起きてあけに行くというのは、眠りかけたところだったりすると危険で、ますます眠れなくなります。
 一方で、窓を全開にするほうは、完全に諦めパターン。これをする以上、エアコンは止めてしまうわけで、お部屋の温度は 「30度未満くらいで、何とか眠れるレベルの温度」 となるわけです。なので、快適な眠りはまず期待できません。また、あとでエアコンを試してみる事はできません。もし試すなら、一度起きて全部閉めてから寝ないといけないわけで、そんなことをしたら目が覚めちゃいます。
 とりあえず、後者の選択肢は、なんだか悔しいので、やめました。「動かなかったら諦める」 系の選択肢は好きじゃありません。ましてやそれが本来快適のはずであればあるほど、快適になってほしいのが諦め切れません。仕方ないので、手動で 「冷房」 固定に設定し、設定温度を最低の 15度に設定しました。
 これで冷風が出てくればまだいいほうですが、なんだか生ぬるい風が出てくる程度で、エアコンをつけたときの、あの、急激なひんやり感がゼロです。それでも、さっきよりは多少涼しい風が出てきてる気がするので、もう諦めて寝ることにしました。
 寝付けない温度では元からなかったので、再度不快ながら眠りにつきましたが…30時を越すくらいに気がついてみると、羽毛布団に包まってるほどすっかり冷えていました。あのサボリ具合はなんだったのかしら…。寝つきの悪い人には、この手のちょっとしたトラブルもつらいのです。
 こういうのを経験すると 「CUI でシングルタスク、設定はテキストファイルに書かれていないと信用できない!」 という人の気持ちがわからないでもありません。不便で厄介で不快ですが、全手動でその通りにしか動きません。昔のエアコンというか 「冷房機」 もダイヤル式で 「冷房・強・ON」 という強制的な設定しかありませんでしたからね〜。
 自動の物は何が起きてるかわからない。これは、DOS から Windows に移行したときに感じた不快感に近いです。だからといって、手動に戻るような退化はしませんが…何とか自動でうまく動いてほしいものです。