pure さくらみ@夜

 お布団を敷きに来たお兄さんが、夜桜がきれいだけど見に行かないの? というので、行ってみる事にしてみました。実は、近くに桜を見る場所があるからということで確保したこの旅籠ですが、実際どんな感じで桜が存在してみることができるのかまでは情報収集をする時間はありませんでした。
 どうも、お話によると、宴会場みたいなものも用意されていたりしてにぎやかにお花見が行われてるらしいです。また、ライトアップもされていてきれいだということで、本来予定にはなかったのですが、行って見てみる事にしました。
 雨が降り出していたので傘を借りて出て行きます。5分ほど歩いた川沿いに、桜がありました。川沿いには整備されたきれいな歩道があり、桜は下から強力にライトアップされていて、その色が際立って強いコントラストを形成していて、素敵でした。これで雨が降っていなかったらのんびり楽しめたかもしれません。
 宴会場は、なんと、川の上に板を何枚も渡して、その上にシートを敷くことで形成されていました。川幅は 5m くらいなのですが、その上に板を渡して補強して宴会場にしてしまうとはなかなかすごいアイディアです。確かに、これだと邪魔にならないし、桜をかなりいいポジションで見ることができます。なかなかすごいです。
 ただ、雨のおかげですっかり宴会はさめてしまったのか、それとも時間的に既に終了の時間なのかはわかりませんが、撤収されているところや既に人がいなくて濡れ放題になっている場所がちらほらありました。そんな中でも、傘をさしながら続行しているつわものもいましたが、さすがにそこまでして続けなくても…とおもったのでした。
 川沿いの桜はかなり長く続いていて、しかも、歩道もきれいに整備されているので快適に桜が見れそうです。宴会場があるのは一部だけで、そのほかの部分は普通に川面が見れますし、静かでのんびりと見ることもできます。つまり、雨が降っていなければ、このまま終点までのんびり歩いていってみてもよかったかもしれません。
 気温的にも寒くもなく暑くもなく、のんびり歩くには快適な状態だったのですが、残念ながら雨が降っていてデジカメも濡れてしまいそうですし、雨だと快適に見ることもできないので、半分ぐらいだとおもわれる位置で引き返してみる事にしました。それでも、充分楽しめたので、満足です。
 旅館に戻って、少しのんびりしたら寝る事にしました。意外と疲れていたのか、それとも、お食事の時に頼んだ冷酒がちょうど良い加減だったのか謎ですが、すっと眠ることができて、そのまま朝まで快適な睡眠をとることができました。