駒ケ岳ケーブル

 山頂には、廃止になった悲しいスケートセンタと、もっと悲しいのが、廃止になったケーブルカーです。駅舎である丸い建物は、廃止前に既にかなりメンテナンスがされていなかった状態らしく、廃止されてまだ1年たっていないにもかかわらず、屋根の端のコンクリートが欠け落ちていたり裏側の屋根部分がはがれていたりとかなり痛々しい状態でした。
 もっともかわいそうだったのは、山上駅につながれたままの車両です。一部塗装が剥げ落ちていたりしますが、まだまだ使える車両です。最期の運転を終えて山上駅で止まったら、二度と動かない車両。なんか、かわいそうです。
 ケーブルカーという、老朽化してケーブルが切れたら落ちてしまったりしそうな不安定な状態ですからそのうち撤去されるのでしょうが、なんだか切ない感じです。山上駅の中にはストーブとか椅子とかが置かれていたりしますが、このまま放置状態なのでしょうか。廃止になってからどうなっているか見てみたかったという興味はありますが、こういうのを見るととても悲しい気持ちになるので、あまり見たくないかもしれません。