ぽちっとな

 クラさんがお買い求めらしいので買ってみました。といっても、本気で使うつもりは実はなくて、無料でもらえるらしいのでお願いしてみた、というだけのお話です。実際のところ欲しいのは本体ではなくて、目的は同時に交換される W-OAM 対応の W-SIMM だったりしますw なので、おそらく現行 W-ZERO3 にこの新しい W-SIMM を差し替えて使う事になるでしょう。
 ただ、現行 W-ZERO3 は問題を抱えています。それは、データ保存領域がほとんどないことです。本来私は、本体メモリ上にはアプリはインストールせず、必ずメモリカードに入れていました。なぜなら、メモリカードは不足してきたら大きいものに交換できますが、本体メモリはできないからです。昔は、本体メモリを動作用領域と保存領域でせめぎあって利用されていましたので、保存領域には何もおかず、なるべく多くを動作用メモリ領域に割り当てる、なんていうこともしていましたが、Windows Mobile 5.0 以降は動作用と保存用領域が別々になっているので、そういうことは気にする必要がなくなったというか、気にできなくなりました。
 それでも、保存容量に限界があり、いっぱいになると動かなくなる可能性があるわけですから、本体メモリはあけておくに越した事はありません。中には本体メモリでしかうまく動かないアプリがあるので、どうしても本体に入れないといけないものがある場合のためにあけておく必要があるのと、テンポラリやキャッシュはどうしても本体メモリに作られてしまう事が多いので、ある程度あけておく必要があります。メモリカードにインストールできるアプリやデータはかならずメモリカードに入れる。これが基本・鉄則です。
 そうはいったものの、残念ながらメールなんかで容量がかなり消費されてしまい、とうとう限界に近くなっています。私は基本的にメールは消さず、SPAM や DM をのぞいて全部保存しておく人です。なので、世代を超えて残す事ができない携帯電話でメールをするのはキライです。全部残してあるのでメモリがかなりきつくなってきて、仕方なく、一部の情報のメールを消したりしつつある感じです。
 厄介なのは、こういうのって、あとから消そうとしても思うように容量があかない、という事です。メールデータを消してもたりないので、要らないデータや、本体にうっかり入れちゃったアプリを消そうとするのですが、なぜか不思議なほど容量があきません。ほんの少ししか、あきが増えないのです。いったいどこで消費されてるのか不思議ですが、入れるのは簡単でも、あとからそれを探し出すのはとても大変です。なので、本体メモリに「後からいらなかったら消せばいいや」 的感覚でアプリやデータを入れるのは、とても危険です。
 …というわけで、なんにしても W-ZERO3 本体のメモリはかなりいっぱいいっぱい。よく、メールが来ないと思っていると、いっぱいなので受信できませんでした、と出る事があります。しかし、消せるメールもあまりないのでかなり厳しいです。一度適当な PC とパートナーシップをつくって、メールを Outlook 形式で file にして保存すれば、本体からは消しても PC にデータとして残るので、いいかな?なんて考えていますが、できるかどうかも謎です。
 そんな事もあり、早く次の W-ZERO 3 が出てくれないと困るのですが、これがまた、出る気配がなく、本来なら順番で言えば先にテンキーなしの普通の W-ZERO3 の後継機種が出て、そのあとにテンキー付きの [es] の後継機主が出るはずなのですが、なぜか逆になってしまっています。悲しい限りです。
 さて、なぜ Advanced [es] ではだめなのでしょう? その理由を書いてみます。

  1. テンキーは要らない。電話をかけるのもソフトキーでいいわけで、テンキーがハードボタンとしてあるだけ場所とコストのムダ。邪魔。ダサい。

…これに尽きます。他の理由は特にありません。テンキーさえなければ、初代 [es] の時点で買い換えていたでしょう。なぜテンキーをつけるのか理解に苦しみますが、きっと奥行きを減らして細長く携帯性を高めると、液晶を全部長横長にする事はできないので、あまった部分にテンキーをつけたという感じでしょうか。いずれにしても、私にしては邪魔で致命的な欠点です。
 そんなわけで買っていなかったわけですが、一方で今回タダでもらう事になったのでいろいろみてみると、運用上の問題点が出てきてるようです。

  1. USB 充電ができない!…正確にはできるというか、むしろオフィシャルに USB コネクタから給電できますよと謳われたのですが、なんとこれが、ドライバの入った PC 本体からでないと充電できません。なので、USB 給電の AC アダプタとか予備バッテリから充電する事ができません。これは困ります。なんでいちいちそんな事をしたのか謎です。嫌がらせとしか思えません。W-ZERO3 にあった普通の給電ポートは今までの汎用丸型ではなくて、特殊コネクタになっているためここからの充電はできません。こまりものです。
  2. 着信音が変えられない…今までは好きな wma や MP3 を着信音に指定できました。これが、変な制限が多い意識過剰な携帯電話とは違い、汎用 OS を利用している W-ZERO3 の利点でもあったのですが、これがなぜか意図的にできなくされたようです。また、著作権意識過剰な変な人が、おかしな横槍でも入れたのでしょうか。日本人って…。恥ずかしいです。