よだん

 SS で J 様ご一行のアンテナを撮影していますが、事前に身分証明書見せて(口頭ですが)許可をもらって、遠くからアンテナの先だけなら、ということで撮影です。日本では意識は薄いですが、安全保障関係の設備・装備、施設などにカメラを向けることは、駅で女子のスカートの中を撮影するより危険ですw 絶対にやめましょう。逮捕されたり国によって発砲されることも…。(以下余談ですがw)
 「え〜、大げさじゃん? 最悪でもせめて捕まえてカメラ没収すればいいだけの話でしょ」 という指摘があったりしますが、今は撮影した画像は同時に無線で離れたところに伝送されて記録することが出来ますので、撮影されたら困る物を撮影された場合、逮捕して拘束してカメラを没収してもデータ回収は出来ません。
 走っていって拘束しに行くまでに撮影されると困る機密情報が、取り押さえる瞬間までどんどん撮影されて伝送されてしまうわけです。なので都合の悪い物を撮影された場合「即時」やめさせる必要があり、それに伴ってあらゆる手段が用いられる可能性があるわけです。捕まえてもデータはどこかよその場所に保存されているので、取り戻すことも、何を撮影されたか確認する手段もありません。非常にやっかいです。
 国内ではまぁ、そこまでされることはないでしょうし、ある程度の国であれば外から撮影できるような位置に機密情報が転がっていることはありませんが、国によってはその辺が甘いこともあるし、運の悪いこともありますから、海外では絶対しないようにしましょう。いや、ホント。
 ちなみに、展示会なんかで敷地や設備が公開されている場合がありますが、その際も、撮影していい物・悪い物には気を配りましょう。たとえば、警備にあたっている人を撮影するのはいけません。また、立ち入り禁止の場所には入らないのは当然として、立ち入り禁止の場所を撮影するのもやめましょう。撮影してはいけない物を撮影するのはもちろんですが、そちらにカメラを向けるのもやめた方がいいでしょう。
 たとえば 「とるつもりはないんだけど、望遠レンズを使って遠くからでもはっきり見たかった」 なんていうのはありがちなミスです。もちろん、撮影していないのですから具体的な罪はありませんが、注意されてカメラを没収されたり、確認するまで返して貰えなかったり、おこられそうになったりしていやな思いをするだけでも十分つまらなくなってしまうと思いますし。
 日本の J さんところでは比較的開放的にやっていますし手前味噌のところも解放する日がありますが、海外ではここまでユルユルなのは珍しい部類に入りますので、旅行とかした時に同じノリでこの手の施設の前で記念撮影とか気軽にしない方がよいと思います…。カメラ向けただけで警備の人が飛び出してきても知りませんよ?
 ちなみに 「撮影禁止とかかれてなかったよ?」 というのは通用しません。書いていなくても、いわゆる世界の常識な感覚の一つです。書いてないなら OK というのなら、スカートの中をとられた人も 「撮影禁止と書いてなかったし」 といわれたらそれまでとなります。でも、書いてなくてもダメなことは感覚としてわかりますよね。国民の税金で作られている物に機密も秘密もないはずだ、なんていう主張の人は、どこかおとぎの国にでも旅だってくださいw