区の施設?

 個人的な意見として、ここ数年しばらくはずっと、公共施設についての批判が多いです。国や地方公共団体の作った宿泊施設やリゾート、スポーツ施設などは何かと批判されます。何というか 「箱物行政」 という言葉で批難の "定型句" として使われてしまっています。なので、この手の施設は親切は勿論、維持ですら難しくなっています。
 私の住んでいる武蔵野市では見あたりませんし、ほかでも民間のホテルと提携していて多少安く利用できるようになっている場合もありますが、ほとんど無くなっているのが現状。そんな中、中央区はこういった施設を持っているだけ合ってかなり異例です。
 管理運営は、民間の有名なホテルを経営している会社に任せられていますが、施設は区の物。私みたいな区民ではない人間でも利用は出来ますが、区民は優先的に予約が取れたりポイントがたまったり何らかのサービスを受けたり出来るようです。公共施設というと日本の場合、ボロボロで殺風景であちこち電気が消えていて 「節電」 とか書いた紙が貼ってある安っぽい物を想像しがちですが、ここは全く違います。
 こういった施設があるのはとても良いことだと思います。「箱物行政」と批判して、こういったものを作らせない市民の声というのは個人的には疑問符がつきます。道路なんかもそうですが、以前書いた山梨県の整備された林道。ああいったものはとてもありがたいと思いますし、必要だと思います。けれど、世の中では道路もいらないので作らなくていい、お金があるなら 福祉に回しましょう、みたいな流れが多いです。けれど、今回走っていて思ったのは、道路は必要です。別に書くつもりですが、山間を抜けるのに整備された道路があると、ホント助かります。
 変な批判に負けることなく、これからもこういう施設をぜひ維持してほしい物です。私の住んでいる武蔵野市では、箱物行政は良くない、という定型句に押され、予定されていた施設や建物の規模がかなり縮小されて、情けない感じの物ばかり作る予定になっているようです。武蔵野市を訪れた人が、すごいと思えるような素敵な施設を作ってほしい物です。