ヤシマ作戦

 お出かけをするわけですが、移動です。どこへ行こうか色々検討していましたが、地元の方に 「屋島がいいよ」 と進められたようなので、考えてみました。でも電車で行くというのはちょっと…なにしろ観光といっても市内を歩いて回れる範囲でのんびりという感じだったために予想外です。
 しかし…ヤシマという名前になぜか引かれてしまい、ホテルをチェックアウトすると同時に足はヤシマへと向かう琴平電気鉄道 「コトデン」 乗り場へと向かっていました。実は最初は栗林公園へと向かったのですが、入園料を取られるようなので、それなら電車賃をかけて屋島に行ってもいいじゃない、という事で、瓦町から屋島へと向かいます。
 お空は良いお天気です。琴電屋島の駅は無人駅でした。人がいないので、どうするのかというと、車掌さんに切符を渡します。これはなかなか不思議な感じです。降りる人が多かったら、全員回収し終えるまで発車できないのかしら。なかなか大変なお仕事です。
 問題はここから。シャトルバスがあるはずなのですが、なんと時間が 1 時間に一本で、次は50分近く待ちます。かといって、近くにスタバやファミレスがあるわけではなく、待つ場所と言ったら、駅舎内にあるベンチだけ。しかも、風が吹いていて、寒い。これでは待っていられません。
 幸い、電車の窓から屋島にケーブルカーの線路が見えたので、シャトルバスを使わなくてもケーブルカーで行けそうです。ただ、ケーブルカー乗り場は電車の駅と隣接していないので、少し歩いて登らないと行けません。仕方なく、駅が見えた方向に少してくてくと歩いて登ります。
 すると…駅が見えてきましたが、嫌な予感がします。あまり人気がないのです。ボロボロではないものの、活性度がない感じ…まさか…と思って窓を覗いてみると 「運休中です」 の文字が(TT。またこのパターンです。下調べが足りないと言われればそれまでですが…。残念です。
 こうなると、戻って長時間シャトルバスを待つか…それとも自力で登るかです。横を見ると、登山道入り口はこちらの文字が。本格登山でもなく、ハイキング程度で登れる雰囲気ですが、そんな気合いは入れてきていないので迷います。でも、せっかくここまで登ってきたのを戻るのは、やったことを無駄にするのが苦手な性格である以上、できません。そうなると、目指すは上、という事になります。
 ほとんどが舗装された登山道で高尾山みたい。無事到着しました。お寺とか色々あります。帰りはさすがに歩きたくないので、まずは帰りのバスはどこから乗ればいいのか、バス乗り場を探します。といっても、広い中、どこにバスが着くのかはさっぱりです。とりあえず、ぐるっとお散歩をしながら探すことにします。