今日のぐるぐる

 おこられるというのは二種類あって、感情をぶつける怒ると、注意する意味の怒る。例えば、悪口を言われたからと頭に血がのぼるという怒るが前者。悪いことをしたからと厳しく言われるのが後者。どちらかというと「叱られる」ですが。
 怒るのは要因様々で良いとも悪いとも言えませんが、感情的になるのは何にしても悪いことではあっても決していい事ではありません。なので普通は怒りませんが、それでも相手を怒らせるくらいの限界を来させてしまうような悪いことをしたという状況も理解しないといけません。後者でも、叱って貰える、すなわち注意して貰えるうちが幸せです。
 子供のうちは、注意しても聞かなければしつこく注意して、いう事を訊くまで対策が取られますが、大人になると、注意してもきかない人は、誰も注意しなくなり、注意されずに知らないうちに社会システムから外されていくだけで残酷です。でも問題行動は自分で気が付くのは難しい事も多いものです。従って、常に注意して貰える関係を築いておくのは重要です。注意してくれる人がいるのは幸せなことです。

 基本、精神論重視のお国柄ですし、そういう教育を受けて育った以上は仕方ないのかもしれません。もちろん、諦めてしまっては絶対に成功しないので、とりあえずやってみるようにし向けられますし、失敗しても頑張ったんだからエライという風潮がうまれ、その結果、頑張ってさえいればいい、という誤解が生まれます。
 努力しました、努力したのに、という言葉が出るときは、私自身の場合、既に最期の手段というか、言い訳です。本当に納得できるような材料があるならそれを具体的に述べていますが、何もなくなり、途方に暮れたときに悪あがきとして、頑張ったんだから、努力しました、なんていってしまう感じです。