査収

 1 巻と 2 巻も読ませていただいた 「よつばと」 の3巻。強力な推薦によりまたもや査収。読んでみた感想は…うーん、やっぱり私のセンスとは合わない感じ。世間的な評価も高いし、面白いんでしょうね〜、という気はしないでもないけど、残念ながら私は笑えない。
 私の興味を持つ感覚は世間とずれてるのは小さい頃からなので、世間で評価が高いものを面白いと感じない違和感は慣れっこなんだけど、それは渋谷に出入りしてる人とか、雑誌の流行を追いかける方面の 「違う世界の人たち」 が一般論として取り上げられてる意味での 「世間」。
 一方、これに関してはある意味私の感性に近い「同じような方面の人々」の評価がそれなりに高いわけで、それらとはちょっと事情がちがう。でも、この手の 「笑い」 のセンスに関しては、同じ方面の人でも私は笑えないことが多いのも、慣れてるといえばなれてる。ケロロ軍曹も、元ネタがガンダムらしいから、元ネタがわからないから笑えない、というもあるけど、それだけじゃない気がする。話ののりというか、流れというか、笑いの提示の仕方というか、それが、私にはあまり合わない感じ。
 「よつばと」 は、画風はむしろ好きだし、コマ割りなんかのセンスも私は好き。でも、中を読んでいてあまり笑えない。4 コマ漫画ほどじゃないにしても、ストーリー物じゃないから、笑えないと話が淡白に終わるだけ。面白そうなんだけど中身を味わえない。見るからに面白そうなんだけど…。
 うーん、私の感性が鈍くなってるのかな。10年前の私なら、面白いと感じて笑うことができたかしら。