本体雑感

 だいぶ大きさが大きくなった本体ですが、その本体の作りについて軽く感想を書いてみます。本体のつくりですが、残念ながら古いの (Precision 650) よりは簡素になっています。650 の時は、さすが WS だけあってつくりが他と違うなぁ、と実感させられるようなお金のかかったつくりになっていて工夫が随所に見られたのですが、690 はどちらかというと Dimension に近い感じで、蓋なんかも横のパネルを外すような簡素なつくりですし、一番困るのは 5" ドライブを外すのには、ベゼルをはずすという Dimension 流のちょっとかっこ悪いやり方になっています。
 まぁ、実際のところ、おそらくユーザーの 8 割以上は中をいじったりせずそのまま使うことが多そうですし、それを考えるとメンテナンス性にお金をかけるのはコストの無駄という考えもできます。それ以外のつくりに関してはそれなりにちゃんとしていてコストダウンの嵐でダサい感じ、ということもありません。
 内部レイアウト的には BTX になっているのでだいぶ感覚が違いますが、ケーブル類なんかもきれいにまとめられていて良い感じです。PCI スロットなんかも工具なしで簡単にカード交換できるような工夫などは相変わらず継承されていていいですね。
 最初は見慣れないか違和感があったりしましたが、設置してしばらくするとなかなか四角っぽくてよいデザインで気に入りました。