Vista 感想

 とりあえずいろいろ設定方法が変っていてわからない事が多くて大変です。日記に羅列しようと思ったものの、既にあれこれありすぎて何を書いたら言いかわからないくらいです。DOS から Windows に移ったときと同じように、自動化されていたり見えなくしているものがとても気持ち悪い感じがするわけで、混乱の基だったりします。
 例としてわかりやすいのが、XP でも同じですが、ファイルの検索です。単純にドライブをファイル名で "hoge*.txt" とか全検索してくれればいいのですが、なにやらインデックスが作成されていないところしか対照じゃないといって必ずあるはずなのに見つからなかったりして、ではインデックスがどうのというのを無視して単純に検索するにはどうしたらいいのか、かなり苦労しました。
 全体的にいろいろ見えてくるまで苦労しそうですが、一方には受けて側、つまり私の問題もあると思います。XP 登場当初については、少なくとも私はまだ今よりより好奇心旺盛で、XP がどんなものか周囲やメディア上で確認したり話題にしたりしていました。なので、それこそ実物を触らなくてもどんな問題が XP で取りざたされているか、どうしたらいいといわれているかなどある程度頭に入っていたものです。
 それが、今回の Vista では頭の中にさっぱり入っていませんし、興味を持って新機能などを調べたりしようともしていませんでした。言い訳をすれば "別に Vista なんて特別欲しいものでもないだろうし XP で充分だと思うし" とか言うのでしょうが、実際問題、自分自身の興味を持って物事、特に新しいものを見ようという思想が欠落、少なくとも衰退はしていると思われるわけです。
 XP で充分だから、というのはありきたりな定番の言い訳ではありますが、裏を返せば、今まで、現状で充分だとか、特に困っていないということをなんら気にせず、新しいものに対して興味を抱き調べて使おうとしてきた姿勢が、うちらのうちららしいところだったわけで、それがなくなり、世間同様 "別に今困ってないし" 程度で興味を抱いて調べることをしないのは、相対的な価値観で言えば "衰退" というシフトを遂げたといわざるを得ません。
 Vista を使ってみて見つけたのは、自分自身の探究心、興味関心という最も基本的な原動力の低下かもしれません。