おとけいさん

 私はあまり 「専用機」 を使わない人で、テレビも一昔前までは必ず PC 共用というか、PC にチューナーカードを搭載してみる、という感じでした。私が自分の部屋にテレビが来たのは、高校生ぐらいの時。X68000 を買ったら、それでテレビも見れた、というのが始めでした。それ以来、基本は 「TV は PC で見るもの」 でした。なんというか、テレビを見るのに視線を大きく動かさないといけないというか、体後と動かないといけない環境には慣れず、PC の画面上にあるテレビを見るというのが普通でした。リビングがある生活になった今となっては、リビングに液晶テレビがありますが、それでも自分のお部屋はやpっぱり TV は PC (というか Xbox 経由の MediaCenter PC) で見ています。
 似たような境遇にあるのが、お時計さん。PC の時計で充分です。壁の時計とかそういうものは必要ありませんし、目覚まし時計で起床しない人なので目覚まし時計も必要性はありません。時間を知りたければ PC の右上のタスクバーを見ればいいわけですし、お部屋にいるほとんどの時間は PC の画面を見ているのでそれが一番早いわけです。ただし、PC がないリビングにはお時計さんが設置されていて、リビングに関しては 「普通のおうち」 と言えるかもしれません。
 そんな中、唯一お時計さんが配備されている場所があります。それは、私の枕元。ベッドの小物置き場のところに小さなお時計さんが置かれています。それが、SS のまるいの。これ。この丸さがかわゆくて好きです。SS ではわかりにくいですが、後ろ側も半球状になっていて、まるさをアピールしています。よいものです。
 なんに使うの? 目覚まし時計は使わない人だし、というのがありますが、これは寝ているときの時間確認用です。さすがに、寝ているときは PC の画面は見れませんし、30分に一回 PC からアナウンスされる時間では寝ているときはわかりません。なので、寝てるときに 「今何時かな?」 と確認するためにお時計さんが配備されています。私は目覚まし時計がなくても目が覚める割に、夜中とか時間前に目が何回か覚めてしまう風潮があって、時間の把握は重要です。
 夜中のまだ暗いうちでも時間が確認できるようにバックライトは欠かせません。私は真っ暗なお部屋で寝るのはダメな人なのでほんのり明かりはついているのですが、あくまでほんのりなのでお時計さんの時刻を眠い目ですぐ確認できるほど明るくはないのです。かといって、目をこすってまじまじと見てしまうと完全に目が覚めちゃって、そのあと再睡眠に入れなくなって大変な事になるのでいけません。さらりと簡単に確認できるのが、重要なのです。
 昔は、確かに寝つきは悪いものの一度寝てしまえば何かに邪魔されない限り目覚める事はなく、ちゃんと予定時間にぴったり目が覚めたものでした。それが、特に理由もないのに目が覚めるようになり、また、その時に時間を確認して睡眠状態を再調整するような形で朝起きるようになってしまった感じがします。つまり、このときに 「今何時かな?」「あぁ、4 時だからあと 3 時間は寝れるわね〜」 と意識する事で 「3時間後に起動しましょう」 と頭に再レコードされるわけです。
 裏を返せば、長時間の連続調整ができず、起動予定プリセットを消失してしまうか大きな誤差が発生するようになり、それで途中で目が覚めてしまって、時刻を確認して、再度起動予定時刻をセットし直して寝る、みたいな、そんな感じの気がします。歳をとって、自己管理能力が低下した現れの一つなのでしょうか…。
 さて、お話を戻して、お時計さん。本来ならこうやって夜中に確認する事にも役立っていたのですが、数ヶ月前にバックライトがつかなくなってしまいました。これにより、夜中に時間を確認する事が難しくなり、目が覚めても 「あぁ、一応まだ暗いから夜中ね」 というくらいしか認識できなくなってしまったわけです。
 おかげさまで、起動時刻が、15分とか、下手すると30分くらい前後してしまうようになりました。以前は途中のお目覚めなし=途中の時刻確認なし、で朝予定時刻に目が覚めていたのに、今は時計が見れなくなったととたんにこうやって大幅なずれを記録するようになったわけですから、やっぱり夜中に時間を確認して、残り時間を頭に set する再調整が必要になってしまった、ということでしょう。こまりものです。
 修理するなり買い換えてもいいのですが、昨今は修理すると、買うより高くつくものです。特にこの手の特に効果でもなく単純なものの場合その傾向が強いわけです。でも、このお時計さんを買ったのは結構昔。入れ替わりの激しい現代、すでに現行品から外れてると思ったのですが…ウェブで確認してみるとまだ売っているようです。
 ところが、先日、液晶の色が薄くなってきたので、電池を交換してあげました。本来なら消えてから交換すればいいようなものですが、もし夜中に寝ている間に電池が完全消耗し表示が消えていたら、時刻を確認しようとしても確認できず、仕方なく起き上がって電池を探して交換するという、完全に 「夜中に目が覚めて寝れない朝まで徹夜コース」 となります。これは困るので、事前に交換しておくわけです。もちろん、電池は使い捨てではなく、eneloop です。
 交換しても時刻あわせが必要なく、放置しておけば勝手に時間と日付がセットされるのが電波時計のよいところです。そして、うれしい事に、てっきり壊れたと思っていたバックライト機能ですが、電池を交換したら、見事に復活しました。もしかしたら、徐々に電池が弱っていく家庭で一定の電圧を下回ってしまい、LED が点灯するのには不足してしまっていたのかもしれませんね。これで、買い替えをしたりせずに、お気に入りのお時計さんを引き続き使えます。ひとあんしん。
 ちなみに、このお時計さん、当然のように目覚まし時計機能もついています。というか、普通はその用途が一般的でしょうがw 使い方はわかりませんが、音もなってくれると思うので、おすすめです。寝ているときに手探りでつかまえてひょいともちあげて時間を確認して、手探りで元に戻せる大きさが手ごろなのがよいですね。
 ただ、投げつけたら壊れます。なので、ルカさんにはこちらがよいかもしれません。使ったことはありませんが