クレジットカードは集約する

 電子マネーのお話で 「自社ブランド (View カードや iD) のクレジットカードを強制されるので使わない」 というのがありましたが、たまにある意見として 「別に、年会費無料ならその指定クレジットカードを作っちゃえばいいじゃん」 というのがあるかも知れません。しかし、私がクレカを使ってチャージをしたいのは、別に料金が後払いにしたいからではありません。クレジットカードを使ってお買い物をするメリットは、大きいものは次の二つです。

  • ポイントがたまる
  • 利用履歴が残る

 まず、1. については、クレジットカードを何枚も持っていると、ポイントがそれぞれに散らばってしまい、どれも 「引き替えできないくらいしかたまらず、ポイントが無駄になる」 という半端な状態になっちゃいます。これではポイントをためる事が出来ません。また、そういった少ないポイントでもらえる景品は得てして不要な粗品レベルばかりです。意味がありません。
 2.については 「そんなの毎日家計簿つければいいじゃん」 という人にはどうでもいいかもしれませんね。私はそんな手間をかけたくありません。カードの利用履歴を見れば、どういう事にどれくらい使ったかが把握できます。私の考えでは、個人資産の管理というのは、法人が義務としてつける帳簿と違い、1 円単位で管理する必要はないと思っています。どういう事にどれくらい使っていて、どのくらい支出が増えたり減ったりしているかなどのトレンドが見れて、これからの行動指針になれば、それで OK です。
 というわけで、それにはクレジットカードを利用すると、無料で何かと便利なわけです。年会費を取られると、よほど見返り(年会費の元を取れる以上の高額なポイントがつく、何らかの割引サービスを受けられるなど) がない限り意味がありませんが、無料であればとても便利な物です。
 これらをするのに、カードが別れていると、どちらも不便です。明細表は見にくくなりますし、間違いの元。支払総額を計算したり、支払日を管理するだけでも手間です。ポイントに至っては、分散しちゃったら何も貰えなかったり、粗品くらいしか手に入らずありがたみがなくなります。
 なので、View カードを作ってくれればいいとか、iD のカードを作ればいい、という話は全くもってダメなのです。もちろん 「そのカードに乗り換えればいいのでは?」 なんていう人もいるでしょうし、むこうも 「ついでにうちのカードをメインにしてくれれば…」 なんて目論んでいるでしょうが、それではきりがありません。実際、View カードに乗り換えたら、iD の方はどうするんでしょう? まぁ、囲い込みの意味で「他社の電子マネーは使わせない」 という排他目的もわからないでもないですが、それなら選ぶのは 「自分が今メインにしているカード」 がそのまま使える Edy なわけです。
 それに、私の場合、諸般の事情により、今メインにしているカードをメインにする必要があります。他のカードに乗り換える選択肢はありません。意外とそういう人はいると思うので、カードはどこのカードでも便利に使えるようにしてもらいたいものです。