よるごはん

 夜ご飯を食べにお外に出る事にしました。地元の方がいろいろ親切に教えてくださったのですが、人によって結構お薦めが違う、というのがなかなか味があって良い所ですw 私は全然下調べしてなかったので知らなかったのですが、どうやら鰹のたたきがよいようです。食べ物としては、あれは好きなので、歓迎したい所です。
 ところが、例えば、ある人は 「あれは確かにいい時期ならおいしい事もあるけど、それ以外の時期は逆に、なんだこりゃっていう味しか出てこなかったりするので、地元の人は食べないよ」 的な事を言う人もいれば 「鰹のたたきはいつでもおいしいよ。ポン酢とかじゃなくて、お塩が上に載っていて、それで食べるのがあるんだけど、それがお薦め。最高においしい!」 と絶賛される方もいらっしゃいます。どうしたものかしら(@@
 どちらにしても、私はシーフードは好き。しかも、季節にはほとんど関係なく食べてる事が多いので、ここに来て今更 「旬じゃないから」 を理由に避ける理由はありません。確かに、前者の方の 「おいしい時に食べれば」 のおいしさはまた格別なのかも知れませんが、だからといって旬じゃない時の味が地獄を見るような味である事はないと思うので、油断して食べに行く事にしました。
 雨の中なので、悲しいのですが、道筋の途中からアーケードや寝付きなので濡れないよ、と言われて、言ってみる事にしました。なにしろ、観光ゼロで、高知に来たのに高知らしさが全くなく、これでは悲しいわけです。少しは何かしておかないと、という事で、靴が濡れたりする危険性を犯して、雨の中頑張って出てみる事にしました。
 まず向かったのは、最初に紹介された 「ひろめ市場」 という所。どんな所なのかよくわかりませんが、お話によれば、大抵の観光客の人が行くらしい、そんな場所だそうです。ちょっと遠いですが、e-mobile の端末をつかって GPS&GoogleMap のリアルタイム地図片手に行ってみる事になります。遠くても頑張っていってみる価値がありそうなので行ってみました。
 ところが、ついてみると、ちょっと微妙。確かに、中にはいろいろ食べる所があるのですが…なんとなくうちらが食べるような雰囲気がありません。まぁ、おいしそうな感じではあるのですが、地元の人っぽい人が結構いて、何となく入りづらい雰囲気が(^^; 少し落ち着いて食べたかったので、一通り見学してから出てきました。

 次に、お薦めされた別のお店に行く事にしました。そこは、ホテルからひろめ市場の中間地点にあって、帰り道でもあるので丁度いい感じです。土佐処 くろしお亭というお店です。公式サイトは見あたらなかったので、ググルして見つけた適当な紹介サイトをリンクしてあります。ちょっと行き過ぎましたが、無事みつけました。
 いろいろあり、お酒を飲む中心の人も使えるようですが、うちらはお食事メイン。置いてあるメニューは単品ばっかりなので、お店の人にコースがないか聞いてみた所、コースがあるという事なのでそれをお願いする事にしました。3500円くらいのコースですが、これには私の好きな鯨のお刺身はつかないので、別に頼みます…が、それだけで 1890円也。高いお刺身です。
 しばらくすると、どんどん出してくれました。おなかがすいていたので、それなりに幸せです。カツオのタタキが最初に出てきました。これは、ウワサのお塩タイプのものではなくて、東京でもよくある、普通のポン酢タイプでした。それでも勿論、おいしくいただきました。他にも、カツオ豆腐、謎のお魚の焼き物、煮物っぽい小鉢などなど、満足できるメニューでした。

 別に頼んだ鯨のお刺身もおいしくいただきました。ただ、量的にもそれほど多くはないので、これより多い量の短冊が、ロンロンだと 800円くらいで買えるよね。しかも、夕方の半額セールなら 450円で…なんて頭をよぎってしまいます(^^; 確かに味は良かったのかも知れませんが、個人的には冷凍の味が残ってしまっていて、溶けきっていない時独特の味気なさがあったので少し残念でした。
 とはいっても、トータルでは満足。お店のオーナーみたいな「大将」さんは、どこの訛りかわからないけど、たぶん高知弁なんでしょうか。あじのあるオジサンでした。楽しくおいしくいただけたので、お外の雨もすっかり忘れて満足です。
 その後、徒歩でホテルに戻り、途中コンビニでグミなんかを査収してお部屋に入りました。お飲み物とか、明日飲むであろう物も査収です。本来ホテルは持ち込み禁止なわけですが…。