松山城

 「大街道」 という所で降ります。これ 「だいかいどう」 だと思ってたら 「おおかいどう」 だそうで、恥をかきました(@@ 車内で一日乗車券を買いますが、なんとこれが 300円。2回乗ればもう一日乗車券と同額。お買い得です。ただ、磁気カード式ではなくてスクラッチ式、つまり、利用年月日をスクラッチで削って、その削った日だけ使える、という感じですね。
 おりて少してくてく歩くと、ロープウェイ乗り場があります。松山城は、山城です。なので、当然山の上にあるわけで、そこに行くには登らないと行けません。もちろん、歩いていく事も出来ますが、一般人向けにちゃんとリフトかロープウェイが用意されています。もっとも、歩くと面倒ではありますが、それほど大変でもありません。金剛山の時のような、山登りという感じではなくて、丘を上がっていくハイキングに近い感じがしないでもありません。

 この乗り場に至るまでの道がとても綺麗に整備されていて、いい雰囲気です。ロープウェイ乗り場もこれまた綺麗で立派な建物で、特別おしゃれではありませんが新しく、空調も行き届いていて綺麗でした。快適です。ロープウェイやリフトの乗り場というのは、大抵寂しい感じか、雑然としているか、とにかくトネルや地下鉄の構内みたいな感じがしますが、ここはとても綺麗。良い雰囲気なのです。
 チケットは自動販売機で購入しますが、今日は日曜日でお客さんが多いからか、矢羽根模様の袴…どんなのかわかりやすく言えば、馬車道のあの格好wをしたお姉さんが、自販機の横に立っていてお金を渡すと機会に入れて、ボタンを押してチケットを取って、渡してくれます。コレじゃ自販機の意味無いじゃんw
 とりあえず、こういったお姉さんお兄さんの類は結構な人数が居て、ロープウェイ乗り場に限らず、ロープウェイを降りた後でもあちこちで目にする事になります。スタッフの皆さんという事なのでしょうが、こんなにたくさんの人がコストもか勝手そうで大変です。でも、皆さん親切で快適な観光が出来たと思います。
 ロープウェイは行ったばかりなので、リフトを選びました。幸い、日差しも強くなく、かといって雨でもなく、寒くも暑くもないので、外の空気を感じられるリフトの方が良さそうでした。また、暑ければ暑いほど、空調のない閉鎖空間のロープウェイよりリフトの方がまだいい感じもしないでもありません。
 リフトは特別新しい感じもなく、ありがちな物です。一人乗り。シートベルトや抑える機構は一切無く、うっかり気を抜くとずるずると滑って下に落ちそうです。もっとも、怖さを感じるような事もないですし、高さもそれほどでもないので安心ですが。タスマニアのカタラクト渓谷で乗った恐怖の高さのリフトに比べれば、それはもう…w
 無事到着し、ロープウェイ・リフト乗り場からお城まで少しだけ歩きます。ちなみにこの、ロープウェイ・リフトは、どちらか好きな方を乗れるようになっています。どっちに乗っても同じ料金です。どちらかというと、ロープウェイの方が人気でした。

 てくてく歩いて、お城へ向かうには迫力ある高さのある石垣の脇を通過します。それなりに上に上がってきたのがわかるのは、少し歩いた広場が比較的開放的で下界の街なんかが見渡せるからです。天気はそこそこでしたが、町並みが見えました。
 お城のある公園や城址公園には何度か言っていますが、大抵は高い所にある広場でも、城壁というか、白塗りの塀のような物が立っていて、それほど外が快適に見れません。多少高い所にあっても、それが邪魔して見晴らしがよいとは言えなかったりします。ここは、膝くらいまでの柵があるくらいで、かといって絶壁でもないので、開放的になっていて、町並みを見渡せる感じです。
 お城のある所までは少し歩きますが、たいした長さではありません。お城の入場は有料です。これは、お城そのものに入らなくても、広場から先の、城壁の中にはいるのには課金されるので、広場でのんびりするのでもない限り買わないと入れません。リフト・ロープウェイとセットになったチケットを買ったので、これはそのまま券を渡して入れました。
 お城の中も、ロープウェイからお城までの道も、きちんと手入れされていて歩きやすく良い感じです。お城の中も、結構いろいろ丁寧な解説があり、お掃除も行き届いていて快適。天守閣からは、先ほど見た街並みが、さらに高い位置から見渡せて爽快です。黒いお城をぐるりと見学して、おしまいです。