おんせん

 一人 1,500円を払うと、個室でのんびり出来ます。滞在時間も、60分の時間制限が80分になります。60分じゃそもそも温泉に入ってる時間しか無く、お湯から上がってのんびりするまどろみタイムの時間もありません。80分でも足りないくらいです。
 お金を払い、中にはいると比較的丁寧に案内してくれます。三階に個室があるので、三階へどうぞ、といわれますが、三階までその人がエスコートしてくれるわけじゃなく、途中にいる人が受け取って私を連れて行き、二階へ、そして二階では三階まで、と、なんだかたらい回しな感じです。もっとも、押し付け合いという意味でのたらい回しとは違って、システマチックに改装されてるだけなので問題ないですが。

 個室に入り、ゆかたを貸してくれます。この浴衣は汗取りを兼ねていますが、よろしければ今お着替えになって、その後温泉へご案内します、という事です。それはそれで丁寧なお話です。大抵は、お部屋までは案内してくれたとしても 「温泉は 1 回にございますので勝手に入って」 的な事を言われて放置されると思うのですが、ここは結構ケアしてくれるようです。
 室内にボタンがあるのでそれがブザーになっていて、それを押すと係の人が来てくれます。お着替え終わりましたらおよびください、といって扉を閉めてくれますが…扉は曇りガラスなので、着替えてるとうっすら見えます。少なくとも、色から服を脱いだのはわかります。ちょっと恥ずかしいです。
 ただ、それよりも外側が…。古い建物で、時代劇に出てくるみたいな感じになってるのですが、そこが解放されてるのでお外からは丸見えです。もっとも、高さは三階ですしすだれも途中までかかってるし、上を見上げてまじまじと見ない限りは見えないでしょうが、ちょっと気になります(@@
 とりあえず何とか浴衣に着替えて、ボタンを押し、係の人を呼んできてもらいます。「こちらへどうぞ」 というのでてくてくとついていき、またもやたらい回しというかリレー方式。1 階に着くと 「後入浴の前に、まず又新殿をご覧ください」 といわれて、案内されます。何でも、天皇専用浴室だそうです。
 案内役の人がいて、観光ガイド的に丁寧に解説をしてくれました。ただ、先に来ていた人向けに解説が既に始まっていて、途中から利く感じとなりました。そのため、その人達向けの解説が終わっても、私は次の回の時の前半部分に参加して、結果的に全部を訊いたわけですが、地下と地上を往復する回数が倍になってちょっと面倒でしたw
 引き継ぎがされていないようで、2回目の解説の内容が私が既に聞いた内容にさしかかっても、誰も回収に来てくれません。結局、2回聞く事になりましたw ただ、都合2回聞いたおかげで、人によって解説の内容が違うな〜、というのがわかりました。善し悪しではなくて、単純に触れる部分が違う感じもします。
 終わってから、放り出されてお風呂へとぼとぼと向かいます。浴室は露天風呂ではなくて、普通の室内の温泉。そういう点では特筆するべき所もなく、洗い場もパーティションがない一般的な感じで、温泉そのものは普通です。

 あまりのんびり燃していられないので、そこそこで済ませて、三階の個室に戻ります。うっかりしたことに、入った時間を見てなかったので残り何分あるかわかりません。店員さんに訊くと、あと20分残りだとか。そんなに長く入ってたかしら? まぁ、又新殿の見学時間があるので、そんな者かも知れません。
 個室に戻ると、途端にすぐ、お団子とお茶が運ばれ来ました。お茶はなにやら怪しい大きい土台の上にお茶の入れ物が載っています。お団子は小さめ。これが、坊ちゃん団子のようです。お外が元から暑かったし、体はまだまだ火照ってるので一息ついてから、お茶と坊ちゃん団子をいただきました。甘い物うまし。
 とりあえず20分というので、撤収時間も考えるとのんびりしてられません。一息ついてもまだ体は火照っていますが、1時間くらいいないとダメの気がします。諦めて着替えなんかを始めます。80分は、ちょっと余裕がないですね。でも、満室かも知れないと思ってた個室がすんなり利用できたし、お風呂もそれほど混んでなかったので、日曜日の割には恵まれていたとしか言えません。
 つつがなく支度をして20分経ってもまだお迎えが来ないので、おとなしくちょこんと座って待ってると、5 分くらいしてお迎えが来ました。まぁ、おまけ要素も強いのかも知れませんが、とりあえず 「そろそろお支度をお願いします」 的な事を言われて 「出れますよ〜」 といって撤収開始。

 最期に 「坊ちゃんの間をごらんになりましたか?」 といわれたので、それは何かしら?という顔をしてると、奥にありますので是非ご覧くださいと案内されました。観光内容を下調べ不十分なのがバレバレです。特に何の事はない私が居たのと同じ単なる角部屋でした。関係物品が多少展示されているか人時で、角部屋なので気分は良さそうです。
 さっぱりさわやかさんになった所で、松山のアクティビティは終了。あとは、休憩をして、帰りの回収時間になるのを待つばかりです。温泉を後にしておみやげを探しますが、クレジットカードがつけるおみやげ屋さんがなかなか見つからず、結局何も買わずに商店街を後にしました。
 Edy が使えるので、本来なら気軽に手軽にすんなりお買い物をして、喜んで帰る所なのですが、今回ばかりは Edy を忘れてきてしまっててもとにない以上、クレジットカードしかありません。現金で払うような無駄な事はしたくないので、とりあえずおみやげは諦めて撤収しようという事になりました…が、幸い、道後温泉駅前の坊ちゃんストア(?)みたいな所でカードが使えたので、そこでおみやげ用の坊ちゃん団子を 3 箱、査収しました。