結果発表と大型二輪体験

 二輪棟にもどって、知人にお疲れ様と言われます。途中で気が付きましたが、彼は私が走っているのを窓越しにしっかり見ていました。私は、彼が走っているときの様子を見るほど余裕がなかったのですが、彼は走り終わってからなので、私の走行の様子を見ていたのです。う〜ん、ズルイw
 その後、最期の私が終わったので検定員の方が戻ってきて指示の元、防具を外して指示されたお部屋で待機します。ところが…お部屋が違います。知人曰く 「検定の結果は、結果発表の部屋でやるハズなんだけどなぁ」 とのこと。そう、うちらが指示されたのは、卒業式をやるお部屋でした。知人が普通二輪をとったときには、まず四輪の人なんかもいる結果発表のお部屋で待機し、個別に呼ばれて結果と講評を受けて、それから卒業式のお部屋に移動になっていました。
 ところが、今回はいきなり卒業式のお部屋。まぁ、人数が少ないからかな、と思っていました。これはもしかして、全員受かっているという事でしょうか、なんて甘い考えが一瞬頭をよぎりますが、そういう考えをするとぬか喜びになりがちなので、頭の中からぬぐい去ります。知人が受けたときは、誰が受かって誰が落ちたかはわからないそうですが、最終的には5人中2人しか合格しなかったらしく、全員合格というのは珍しい感じです。
 しかし、最終的には、先ほどの検定員の方がやってきて、少しもったいぶってから 「はいみなさんは、全員合格です」 と言い、合格が確定しました。ここでやっと胸をなで下ろします。う〜ん、受かったんだぁ。この私がねぇ…w 一人一人講評を受けた後、所長さんからの挨拶があり、そのあと事務のおねえさんから、手続きについて説明がありました。免許申請に必要な書類は全て整っています。写真もちゃんと貼ってあるので、あとは出すだけのようです。このあと、運転免許センターに行き免許書き換え手続きをすれば、今日からでもオートバイに乗れるらしいです。
 その書類はすぐにできあがらず、作成しているのを待つ間にアンケートを書くように言われました。インストラクターやスタッフの全員の写真が入ったバインダーがあり、その中で、良かった人、悪かった人、その理由や、コメントなどいろいろ書くことがありました。教習所自体はとても丁寧で親切。私が四輪を取ったときとは全く違う、快適で楽しい教習所でした。昔は 「教えてやってるんだありがたく思え!」 というような不快なところのイメージがありましたが…。
 そして、先ほどの検定員の方がすぐ来て 「希望者だけですが、大型二輪の体験搭乗ができますが、どうしますか?」 と訊いてきました。これは初耳です。知人の時はなかったらし…。大型二輪は取る気なかったのでどうしようか迷いましたが、とりあえず無料だし、待っていてもひまなのでやってみることにしました。
 再度プロテクタをつけて、すっかり乾いた地面で CB750 という、今まで乗っていた CB400SF という機種より大きめのオートバイに乗ります。さすがに重い! ハンドルを支える時点でなかなかの重量感です。こんなの大丈夫かしら、と思いながら色々説明なんかをされ、基礎的な操作の練習をしたあと、発信しました。大型二輪でも、操作は全く一緒なので、普通に乗ることができました。しかも、むしろ乗りやすい? 発進は驚くほどスムーズで、エンジン音があまり上がらないのに、グイグイ加速します。すばらしいです。
 安定感もあるので、なかなか楽しい感じでした。結局外周を2周と、交差点通過、あとは、四輪用の広い S 字とクランクを通過して、終了となりました。これなら、特に大きな問題はなさそうです。面白いかもしれません。これは、大型二輪を取る気にさせる宣伝効果としては良い感じですねw 検定員の方から 「よく走れていたし、背も高くてバランス感覚良さそうだから、大型取ってみたら?」 と言われましたが、せっかく受かったばっかりで開放感を味わっているところでそんなことは考えられません(@@
 知人は大型を今回とったので、当然大型の体験搭乗はなく、一人で教室で待っていましたが、もう一人の人(男子)と二人はこの大型体験をしたわけです。そして、その彼はすっかり大型を取る気満々になっていましたw。 私はそういう予定も予算もなかったのですが、とりあえず面白そうだとは思いました。
 教室に戻り、卒業証明書を受け取り、アンケートを書き終わったら終了です。3人とも合格するのは珍しいらしく、おめでとう、と何度もスタッフの方に言われました。昨日の卒検では3人中三人とも落ちたらしいです。インストラクター達の目標で、検定に何パーセント以上合格させる、と言うのがあるらしいので、不合格者が多いと大変らしいです。検定とインストラクターは別なので、ズルすることもできないわけですw