普通自動二輪車免許発給と大型二輪

 少し休憩をしてから府中の運転免許センターへ。教習所の書類は完成しているので、私はお金を払って出すだけです。他の教習所の人は、自分で写真を貼ったりして色々やっていたので、私の卒業した教習所は親切なようです。視力検査をうけ、写真を撮られます。かわいく写ればいいけど、受かるつもりで来ていたわけでもないので服装とかももっと考えておけば良かったかもしれませんw
 暗証番号を登録したりして、あとは引換券を貰います。この引換券には、現行の免許証がセロテープで貼られています。もうこの免許証ともお別れです。ちなみに、記念に古い免許証を貰えないか訊いてみましたが、この場合は期限切れになる更新ではなくて記載事項追記になるので古い免許証を貰うことはできないそうです。残念。
 2時間ほどして、できあがりです。その間、地下にある食堂で軽食を食べましたが、味も雰囲気もイマイチ…。昭和の香りがしました。できあがった免許証を見てみると、無事「普自二」 のロゴが入っています。これで、公道でオートバイを運転できるのです。
 ところで…免許証を受け取る建物は、手続きをする建物とは別になっているのですが、その間に教習所みたいなコースがありました。そういえば、免許センターって、教習所だけではなくここでいきなり試験を受けて合格することもできたんだ、と思い出しました。四輪の免許を取ったときに、一応そういう方法もあるらしい、という事は耳にしていました。どんな人が受けるのかとても謎でしたが、ちょうど、オートバイの試験をやっていました。
 少し見学したところ、さっきまで教習所でやっていたのと全く同じ内容。コースレイアウトは違いますが、一本橋とかスラロームとか S 字とか、普通に同じです。大型二輪の人は、波状路というデコボコがあり、スラロームとかのタイムが少しきびしくなるらしいですがそれ以外は皆同じ。う〜ん、なんだか今受ければ受かりそうな気がしてしまいます。
 大型二輪を取る予定は全くありませんでしたが、先ほどの体験搭乗で、なかなか快適でしたし、しかも、この試験場で試験だけ受けたら、それでも教習所卒業と同じ免許証がもらえるのよね? と思うと、なんだかお得な気がします。時間も一瞬で終わりますし、費用も10万近く払う教習所と違い、お安く済みます。
 普通自動二輪は、確かに初めてのオートバイだし、基礎からしっかり教えてもらう必要があったので教習所以外の選択肢はありませんでした。でも、大型は、ただオートバイの排気量が上がっただけ。自動車と違い、普通自動車大型自動車みたいに、全く特性も感覚も違う乗物ではなく、どちらかというと、マーチとクラウンみたいな感じで、それほど大きな違いは感じませんでした。なので、受ければ受かりそう?
 その場で申し込んで受けたくもなりましたが、窓口で訊いてみたところ、予約制なのですぐにはムリと言われました。とりあえず、予約だけでも、という事で…手続きしてしまいましたw しっかりした安全確認とか、合図とか、試験のポイントとルールみたいなものを覚えているうちの方が、合格しやすい気がしたからです。
 そもそも、私は限定が嫌いです。同じオートバイという乗り物に乗っているのに、隣にいる人は大型二輪を持っているので何でも乗れるけど、私は普通自動二輪なので 400cc までという制限付き。なんか悔しいです。将来、もう少し大型のオートバイに乗ることになっても、免許の関係で乗れません。もう一度教習所で取り直さないといけません。なんかこう、一段下にいる感じが、苦手なのです。
 今なら、教習所で教わった試験対策ルールみたいなものも覚えているし、オートバイの感覚や操作方法も覚えているし、何より安く済むし、落ちてもたいして痛手にならないので、受けるだけ受けてみるなら今がチャンスという感じです。そんなわけで、申し込みになりました。
 たいして書くことはないので割愛してしまいますが、後日、GoogleMap の航空写真で地図を見ながらイメージトレーニングをしてコースも暗記して試験場で試験を受けて、なんとか合格できました。普通自動二輪免許は数週間の命で、あっという間に大型二輪に取って代わられたのでした。何時間も教習所に通って試験を受けた普通自動二輪と違い、大型自動二輪は一瞬の出来事だったので、なんだかとった実感がありません。ホントにいいの?w