北の大地予備調査開始

 というわけで、まだ先のことだし、いくと決まったわけじゃないわけですが 「調べるだけなら悪くないよね?」 ということで、もし、仮に、例えば、いくとしたらどんな感じになるのかな? なんて調べてみることにします。調べるだけならお金もかかりません。
 そもそも北海道に行くなんて、いくらかかるのか、しかもどういう手段があり、それぞれにコストはどうなっているのか、など、全くわかりません。特に、オートバイで行く、なんていうのは前代未聞なわけで、昔からオートバイに憧れていたならまだしも、つい春までなんの興味もなかったのですから、知るよしもありません。
 でも時代は時代。Google 先生が親切に教えてくれます。まず、方法。青函連絡船…は今はないので、青森からフェリーです。でも、北海道のどこにつくかとか 「?」 な感じです。どうやら、函館に着く模様。他にも八戸とかの方から行くのもあるらしいですが、なんと青森はジェット船 「ナッチャン World」 というのが季節限定で運航されているようです。
 このお船は、以前話題になった、高速ジェット船で、原油高騰などの煽りを受けて運航が中止されてしまった可愛そうなお船です。でも、中身はハイテクな感じで、スピードや、安定性のための設備など、最新鋭のお船はとても魅力的です。しかも限定。いつ乗れなくなるかわかりません。
 やっぱり、技術屋さんは最新鋭こそ素晴らしい物なのです。というわけで、興味津々。八戸からの流記はゼロになります。もしいくとしたら、このナッチャンに乗ってみたいものです。ちょっと行きたい度がアップしました。
 ただ、そのためには青森までひたすら走る物なのです。初心者なのにそんな長時間…。途中で一泊くらいすることになると思いますが、それにしても長距離です。そのため、結構多くの人が自走ではなく、フェリーをもっと東京よりから乗って行くという方法を採るようです。
 ひとつは、大洗という所から乗るフェリー。東京からは出てないんですよね。なぜか。なので大洗まで行く必要がありますが、それでも青森よりはずっと近いのです。ただ、お値段は夏休みシーズンという事もあり、割引一切無しで個室ではないベッドでオートバイ込みで約 3 万円くらい。高い…。
 もう一つは、新潟からいく方法。新潟なので結構遠いですが、それでも北海道よりは近い、という事なのかもしれません。こちらからだと若干安くなりますが、時間がかかる上に大幅には安くならないのと、あとは、オートバイの荷物を全部下ろさないといけないらしいので、ちょっと面倒です。なので乗るとしたら大洗の 「商船三井フェリー・さんふらわぁ」 ですが、3 万円はなやみどころです。
 そもそも、オートバイで走ることが楽しいわけなので、北海道にいることそのものが目的ではありません。なので、北海道に行くまでの道もまた、楽しみ。そう考えると、やっぱり青森まで自走していくのが良さそうです。フェリーの数も多いので、予約は取りやすそうです。
 私がお休みをとれる日を考えて、具体的に土日で高速1,000円を使って…なんて考えると、すでに大洗のフェリーは満席。キャンセル待ちを入れてみましたが、どうにもなりません。というわけで、ナッチャンの予約を取ってみました。
 フェリーの予約は2ヶ月前からなので、2ヶ月前の日に、今度は帰りの便を取ります。帰りは、疲れているかもしれないので、初心者であることを考えて大洗のフェリーにします。行きのフェリーはすでに販売開始後で売り切れという事もあったのであきらめがつきましたが、帰りはまだとれます。販売開始日の24時に PC 前にスタンバイをして、しっかり取りました。
 これは、さんふらわぁふらの、というカジュアルスタイルフェリーで、カジュアルルームという一段ベッドだけのお船です。同じ値段で、他のお船は二段ベッドになるのですがこのお船だけはそのお値段で 1 段ベッド。ただし、カフェテリアとかがありません。基本的に雑魚寝はまず無理なので、最低限ベッド。ただ二段は上の階にあたったら面倒なので一段に越したことはありません。
 あとは、北海道の外周を巡ることを考えて、ホテルをとるだけです。もちろん、フェリーはキャンセルもできるので、別にいくと決めたわけではありません。もし行きたい気持ちが充満して、生きたくなっても、あとからではチケットとれないので、念のためにとっておいただけです。ほんとうです。